棒人黒星伝〜Advent of a black nebula Episode2「最強の異常解決グループと火星の核人間」

能力者のリズマーは異常解決グループの「特殊部隊ゼログル―プ」の一員となった。
彼は、二人の能力者と共に異常の解決に、挑む!

リズマー「そういえば、グループは3人に決まっているのか?」
テンペスト「いいえ、一番見込みがある能力者を集めたZグループだけは3人で、通常は2人なんです。」
リズマー「そうだったのか。あと、どのグループにもお前みたいな情報収集担当はいるのか?」
テンペスト「一応いますけど、情報収集と異常解決の両方の担当は僕しかいません。あ、スパイダーさんが帰ってきましたね。」
スパイダー「聞いてくれ。今、Aグループが異常解決の活動中に遺跡を発見したらしいんだ。」
スパイダー「その遺跡の調査を僕たちZグループの担当となったんだ。2人とも、行こう!」
リズマー「ああ。」
 

星雲遺跡 内部


スパイダー「ここは昔、ここに眠っていたという宇宙についての遺跡である『星雲遺跡』かもしれないらしいんだ。」
リズマー「何かがありそうだな。」
テンペスト「確かにそうですね。あとすこしで最深部です。」


星雲遺跡 最深部


リズマー「ここが…最深部みたいだな。かなり広い部屋だ。」
スパイダー「あそこに石版がある。行ってみよう。」
リズマー「これは…何語だ?全く読めないな。」
テンペスト「僕が読めますよ。これは…古代星雲語ですね。」
スパイダー「テンペスト、読んでみてくれ。」
テンペスト「わかりました。」

雷黒星の星核人で星核の神でもある我はこの不完全惑星である地球を破壊する。
破壊を阻止したければ2013年までに11個の星岩を集めて大星道への扉を開け。
そしてその先の雷黒星で我を阻止するが良い。
さもなくば地球は天罰によって消し去られるだろう。

リズマー「これは…?」
スパイダー「大変だ!本部に報告してくれ!」
テンペスト「分かりました!」
リズマー「おい、石版の横に何かないか?」
スパイダー「本みたいだ。『星岩の書』…。」
スパイダー「どうやら星核人を倒すと星岩になるらしい。これを11個集めればいいと書かれているな。」
リズマー「じゃあ探しに…」
テンペスト「2人とも!危ない!」
スパイダー「!?」
?「だれだ…神の野望を邪魔するのは…。」
リズマー「まさか貴様が!」
蓮火「そう、おれは神に生み出された火星の核…狂星 蓮火だ。」
蓮火「この秘密を知ったなら…生きて返さんッ!」
スパイダー「望むところだ。『蜘蛛弾 スパイダーパワーネット』!」
蓮火「『炎竜 プロネンスドラゴン』。」
スパイダー「俺のスペルブレイクが燃やされた!?」
テンペスト「僕が調べます!『標析 ターゲットアナライズ』!」
テンペスト「炎の威力が強いです!極力当たらないようにしながら囲んで攻撃しましょう!」
リズマー「分かった!行くぞ!」
スパイダー「ああ。」
テンペスト「囲みましたね!今です!!」
リズマー「くらえーーッ!」
蓮火「…囲んだだけで倒せると思うか?」
テンペスト「!? 2人とも一回逃げてください!奴には戦略があります!」
スパイダー「何!?」
蓮火「行くぞ!『無死角 死角無しのレッドスピン』!」
蓮火「くそ、外したか。」
リズマー(危なかった。当たったら終わりだったな。いやまて。あれには横にしか被害はない、なら!)
リズマー「下からはどうかな!『音符 清音・封魔陣』!」
テンペスト「そうか、横がダメなら上か下ならいける!隙ができました!今のうちです、2人とも!」
スパイダー「『紅蜘蛛 紅く燃える炎の蜘蛛』!」
リズマー「『音弾 清音波弾』!終わりだーッ!」
蓮火「くそ、なら貴様らを道連れにしてやる。『終末のマーズホール』!」
テンペスト「僕に任せてください!『鋼風 リフレクトストーム』!」
ドドドドドド…
リズマー「助かったな。あそこに岩がある…あれが星岩みたいだな。」
テンペスト「これを11個…ですか。」
スパイダー「大変な戦いになりそうだな。」
リズマー「ああ。」


続く