棒人黒星伝〜Advent of a black nebula Episode3「神速のマキュリーショータイム」

能力者のリズマーは異常解決グループの「特殊部隊ゼログル―プ」の一員となった。
彼は、二人の能力者と共に異常の解決に、挑む!

リズマー「次はどの星岩をあつめるんだ?」
スパイダー「次は水星の星岩だ。マジックフォールと呼ばれる滝にあるらしい。行こう。」
テンペスト「はい!あ、そういえば…」
テンペスト「星岩のエネルギー『スターコスモ』を感じ取るレーダーを作ったんです。役立ててください!」
リズマー「分かった。じゃあ、出発だ。」


マジックフォール


スパイダー「来てみたが、どうすれば手に入るんだ?」
リズマー「さあな。テンペスト何かわかるか?」
テンペスト「スターコスモを感じました。滝の裏を見てみてください。」
リズマー「何かの紋章があるな。下に文字もある。古代星雲語か?」
テンペスト「はい。そのようですね…。読んでみます。」


水の星岩を求めるものへ
紋章に清めの音を叩き込めば星岩への道が開く。
水星の星核人は神速を持つ。スペルブレイクを食らわせるためには素早く清音を解き放つ『神音』の技を使え。



スパイダー「リズマー、紋章にスペルブレイクをしてみてくれ。」
リズマー「分かった。『音弾 清音波弾』!」
ゴゴゴゴゴゴッ…
スパイダー「ここを進めばいいみたいだな。」  


魔滝の洞窟 最深部


テンペスト「スターコスモが最高値に到達しました!あれが星核人です!」 
?「よく来たな。我こそが水星の核、マキュリー・マッハだ。」
リズマー「さあ。大人しく倒されてもらおうか。」
マキュリー「そう簡単にやられるわけには行かないな。始めよう、マキュリーショータイムを。」
スパイダー「テンペスト、調べてくれ。」
テンペスト「分かりました!『標析 ターゲットアナライズ』!」
マキュリー「我の力を思い知れ!『幻氷魚 ファントムフイッシュ・フリーズモード』!」
リズマー「水がないのに周りに魚が泳いでいる!?どういうことだ?」
スパイダー「惑わされるな、それは幻影だ!だが出してくる氷の塊は本物のようだから気をつけるんだ。」
リズマー「危なかった。よし、消してやる!スパイダー、中心へ引きつけてくれ。」
スパイダー「分かった。」
テンペスト「何をするんですか…あ!まさか!?」
リズマー「逃げろ、スパイダー!くらえ、『音符 清音・封魔陣』!」
スパイダー「一点にあつめて幻影を消すとは…なかなかの考えだ。」
リズマー「終わりだ…!?」
スパイダー「速くなった!?」
マキュリー「ここからがショータイムの本番だ!『神速 ゴッドトランザム』!」
テンペスト「どんどん加速しています!」
リズマー「速すぎて見えない!?くそ、くらえ!」
マキュリー「おそいな。もっと速くないと我にはかなわないぞ?」
スパイダー「そうだ、リズマー!紋章の下にあった文を思い出せ!」 
リズマー「どういうことだ…!そういうことか!」


水星の星核人は神速を持つ。スペルブレイクを食らわせるためには素早く清音を解き放つ『神音』の技を使え。


リズマー(『神音』…か。とりあえずやってみよう。)
リズマー「神音を使って…行くぞ、くらえ!」
シュッ…
リズマー「やったか!」
マキュリー「残念だが…その程度なら余裕だ。確かに速くはなっているが。」
リズマー「なに!?まだ神音を使いこなせていないのか!?」
マキュリー「まだだ。『過符 リミットオーバーマッハ』!」
リズマー「まだ加速するのか!?姿が見えない!」
テンペスト「限界を超えて『過速』しています!暴走です!」
スパイダー「何だって!?このままでは当たらない…どうすれば…」
リズマー(どうすれば奴の位置がわかるんだ…)
シュッ
リズマー(今何かが聞こえた…そうだ!音で感じとればいい!)
スパイダー「どうするんだ、リズマー!」
リズマー「静かにしてくれ!すぐ位置はわかる!」
テンペスト(一体何をする気でしょうか…)
リズマー(耳を澄まして…あと少しでわかるはずだ…)
シュッ
リズマー「見切った!『神音 清音波弾・瞬』!」
マキュリー(何っ!?格段に加速している!?我のスピードに追いつかれる!)
リズマー「今のうちだ!『音弾 清音波弾』!」
マキュリー「まさか、我を超えるスピードを出すとは…」
ドーン
リズマー「よし、やったぞ!」 
スパイダー「まさか、音で位置を特定するとは…」
テンペスト「思いつきませんでした…すごいです!」
リズマー「なんとか星岩も手に入ったし…行くか!」


続く