棒人黒星伝〜Advent of a black nebula Episode4「堕天使の堕とす巨大木星」

能力者のリズマーは異常解決グループの「特殊部隊ゼログル―プ」の一員となった。
彼は、二人の能力者と共に異常の解決に、挑む!


リズマー「神音か...どうしたら使いこなせるんだ...?」
ビカッ...
リズマー「なんだ...外が光った?雷でも落ちたのか?」
テンペスト「大変です!」
リズマー「ど、どうした2人とも!?」
スパイダー「今の光から人のような大群が出てきたんだ。そしてここに攻めてきている。」
テンペスト「ほかのグループが今抑えています。応戦しましょう。」


特殊部隊ゼログル―プ本部 正門前


スパイダー「みんな、大丈夫か!...かなりの被害だな。」
テンペスト「あ、あれは...天使?」
?「そう。俺はあの星核の王に地球に追放された星人で結成したグループ、『ライトニング・ヘル』のリーダー...」
ヘルスター「木星の星核人、ヘルスター・スレイヤーだ。堕天使として生きてきて何千年...その歴史を塗りかえるッ!!」
リズマー「そうはさせない。二度と戻れないように、もう一度地獄に突き堕としてやるよ!」
ヘルスター「いいだろう。『剛星 メタルスターシュート』!」
リズマー「堕天使もその程度か?甘かったな。くらえ!」
ヘルスター「そんな攻撃なんてこれで守れるぜ。」
リズマー「他のグループの盾...そんなもの本気を出せば粉々だ。」
ヘルスター「巨大化発動!」
リズマー「盾が巨大化した!?くそっ...ブロックされたか。」
ヘルスター「木星は惑星の中でも大きい。俺は大きさを操ることができるのさ!」
スパイダー「俺たちも加勢しよう。」
ヘルスター「そんなことはさせないぜ!」
リズマー「玩具の檻なんかで...まさか!? 2人とも逃げろ!」
ヘルスター「気づくのが遅かったな!巨大化発動!」
テンペスト「檻に閉じ込められた!?」
スパイダー「仕方がない...俺たちは気にせずに戦ってくれ。」
リズマー「わかった。テンペスト、分析してくれ。」
テンペスト「『標析 ターゲットアナライズ』!」
ヘルスター「『巨堕 巨大木星の墜落』!」
リズマー「おっと、危なかった。こっちも反撃しないと...」
ヘルスター「まだまだ堕とすぜ!」
テンペスト「この技は全体に星を堕とす技です!全体に飛び散るような攻撃をしてください。」
リズマー「飛び散る...なら清音を使って...」
リズマー「『清音 清音波弾 散』!これで全ての星を砕けるはず。」
ヘルスター「やるな。ならば...この手段は使いたくなかったが...巨大化発動!」
リズマー「体を巨大化させた!?どう倒せばいいんだ?」
ヘルスター「この羽を...巨大化発動!『天風 エンジェル・ザ・ウイングストーム』!」
リズマー「なんて強い強風だ。このままじゃ...」


巨大化された檻 内部


スパイダー「あと少しでこの檻が壊れるはずだ。同時にスペルブレイクをするぞ!『紅蜘蛛 紅く燃える炎の蜘蛛』!」
テンペスト「はい!『嵐符 テンペストブレイカー』!耐久度が0%になりました!」
バキッ!
テンペスト「行きましょう!」
スパイダー「ああ。苦戦してるようだ。急ごう。」


リズマー「ダメだ。風が強すぎる...このままじゃ...」
テンペスト「風には風です!『爆風 ギガエクスストーム』!」
スパイダー「後ろにも俺がいる!つかまえてみろ!」
ヘルスター「ぐはっ、くそッ待てッ!」
リズマー「逃げていたら勝てない!早く攻撃しないと...」
テンペスト「いや、作戦は立ててあります。」
ヘルスター「さあ、終わりだ!お前も堕ちろ!」
スパイダー「...お前の負けだ。周りを見てみな。」
ヘルスター「何だと...!?周りに糸が張られている!?」
リズマー「これは一体!?」
テンペスト「僕が考えた作戦です。相手に糸をつけて動き回るんです。」
テンペスト「そして、ある程度糸を張ったら体を縛り付けてエネルギーを流す!さあ、決めてください!」
スパイダー「くらえ!『雷蜘蛛 スパイダーライジング』!」
ヘルスター「な、なに..くそ...こんな戦法に...ぐはあああああああああああ」
スパイダー「名づけて『呪縛の蜘蛛糸戦法』だ!」
ヘルスター「ま、まだだ!行くぞ...」
グサッ!
ヘルスター「これは...弓矢か。この程度なら...うっ!うわあああああああああ」



リズマー「何が起こったんだ?ま、まあいいか。星岩を手に入れよう。」
リズマー「これでいいだろう。さあ、帰ろう...」
?「貴様が例の星岩を集める奴らか?」
テンペスト「だ、誰ですか?」
?「俺もそれを集めているんだ。邪魔をしないでくれ。」
リズマー「お前も星核人か?」
テンペスト「スターコスモを感じません。星核人ではないようです。」
?「死にたくなければもう邪魔をするな。それでも行くと言うなら...1つ知っておけ...」
仙陽「俺は神話を創る聖仙『聖火 仙陽(ひじりび せんよう)』であるということをな!」
シュッ
スパイダー「消えた..」
リズマー「聖仙...か...」


続く