棒人黒星伝〜Advent of a black nebula Episode5後編「刻み付ける清めの雑音(ノイズ)」

能力者のリズマーは異常解決グループの「特殊部隊ゼログル―プ」の一員となった。
彼は、二人の能力者と共に異常の解決に、挑む!


リズマー「お前、なぜここに!...しかも一体何だ、ゼログル―プSって!」
スパイダー「ゼログル―プSはゼログル―プの中でも一流が所属する最強特殊部隊だ。」
リズマー「俺の前から立ち去ったと思えば誰にも報告しないで何をしてるんだ!少しは何か報告しろ!」
ノイズ「兄貴を守りたかったから俺はそうしたんだ!」
テンペスト「どういうことですか?」
ノイズ「俺は兄貴と『音神の里』暮らしていたんだ。だが...」
ノイズ「ある日、里に妖怪が現れた。奴らを率いていたのは『力石の魔法使い』だった。」
スパイダー「力石?パワーストーンのことだな。」
リズマー「そう。土から力石を見つけ出し、それを妖怪化させたり、自分の魔法として操れる。土も操ることができる。」
ノイズ「兄弟で戦った。しかし奴だけは体調回復の力を持つ『玄武岩』を使い何度も復活した。」
ノイズ「妹と三人がかりで攻撃してみた。だが倒せなかった。」
テンペスト「い、妹!?妹もいたんですか!?」
リズマー「そう、名はセレネイド・ミュージック。後に人や自分を強化する曲『夜曲』を操れるようになるんだ。」
ノイズ「俺達は逃げるしかなかった。逃げてから策を考えることにした。しかし...」
ノイズ「奴は活性力の力を持つ『アイアンタイガーアイ』を使って能力を上げ...逃げ終わった頃には里は壊滅していた。」
ノイズ「逃げたのが悔しかった俺たちは長い道のりを超えて音神の元に行き、音の力をもらいに行った...」


音の天国(過去)


音神「...それで力が欲しいと。良い。が、その体で本当に力に耐えることができるのか?」
リズマー「俺は...逃げてしまったことを後悔している。力があればと思っていた。」
リズマー「もう逃げたくない!奴と戦いたいんだ。」
ノイズ「俺もだ。里のみんなの仇を取るために立ち向かいたい。」
セレネイド「私も!自分だけでは力にならないかもしれないけど...2人の手助けがしたい!」
音神「いいだろう。私を生贄にして私の持つすべてのエネルギーをやろう。『強音 オーバーパワーリズム』!必ず倒すのだぞ。」
リズマー「ああ。その命、無駄にはしない。」


ノイズ「そしてそれぞれ清音、雑音、夜曲という3つの力をそれぞれ手に入れた。しかし、雑音は制御が難しく、2つの力を妨害してしまう。だから力を最大限までひきだすことができない。だから制御するための修行に出たんだ。兄貴に迷惑をかけたくなかったから...」
リズマー「お前...。よし、分かった、一緒に戦おう。」
ノイズ「ああ。始めよう、セレネイド。」
リズマー「セレネイド、お前を来てたのか!お前も修行をするって家を出て以来だな。」
セレネイド「うん、修行でもっと強い強化の音が使えるようになったの。さあ、倒すよ兄貴!」
ノイズ「セレネイドもゼログル―プSのメンバーなんだ。」
リズマー「お前もだったのか。これで3人全員揃ったな。行くぞ!」


一閃「いつまで話している。さあ、とっとと切ってやる!『賭符 死金遊戯(デスマネーゲーム)』!」
ノイズ「まずは兄貴の体力を回復させてくれ。」
セレネイド「わかった!『復符 体力限界強化』!」
リズマー「力がみなぎってくる...。かなりの修行を積んだみたいだな。」
ノイズ「くらえ!『雑眼 ノイズ・アイ』!」
一閃「め、眼に砂嵐のような絵が広がっていく...うわあああああ」
ノイズ「この技は3分の間、眼が見えなくなるのさ。今だ、全員でトドメをさそう!」
リズマー「星核人、残念だが死んでもらおう!昔、3人でそれぞれ作った奥義をパワーアップさせた究極奥義!」
セレネイド「『究極奥義・参 限界突破ブレイクレーザー』!」
ノイズ「『究極奥義・弐 幻ノ秘刀ノイズソード』!」
一閃「うっ、しかし高速で上に逃げれば...しまった!」
リズマー「俺を忘れてないよな?行くぞ!神霊でパワーアップさせた究極奥義!『究極奥義・壱 破壊神音エクサブレイク』!」
一閃「3人だからと油断していた...この兄妹...最強だ。」
バタッ...
スパイダー「よし、星岩を手に入れた。今回のミッションは終了だ。」
リズマー(...この奥義を使うのも久しぶりだな。2人ともパワーが上がっていたことがよくわかった。)
テンペスト「リズマーさん、行きますよ!隊長からなにか報告があるようみたいですから。」
リズマー「ああ、じゃあ帰るか。」


特殊部隊ゼログル―プ本部 隊長室


リズマー「遅くなってすいません。何でしょうか?」
ブラッド「じゃあ、話をこれからの星核人はとても危険で通常のゼログループではミッションを行うことはできない。」
スパイダー「父さん、つまり俺たちはもう星核人とは...」
ブラッド「ああ。だが君たちは奴らに対抗する十分な力をもっている。」
テンペスト「まさか...!?」
ブラッド「星核人のミッションが受けられるよう特殊部隊ゼログル―プのZグループ所属、リズマー・ミュージック、スパイダー・ゼロ、テンペスト・ストーミック。この三人を...」
ブラッド「最強特殊部隊ゼログル―プSのΩグループに移籍する。そして、ノイズ・ミュージックは副リーダーとし、リズマー・ミュージックをリーダーとする。情報収集はテンペスト・ストーミックだ。」
ブラッド「メンバーはリズマー・ミュージック、スパイダー・ゼロ、テンペスト・ストーミック、ノイズ・ミュージック、セレネイド・ミュージック。この5人だ。全員、しっかり星岩集めを行ってくれ。」


リズマー「絶対に...地球を守ってみせる。」


続く