棒人黒星伝〜Advent of a black nebula Episode6前編「古の巨大惑星」

能力者であり異常解決グループ「特殊部隊ゼログル―プ」の1員であるリズマーは仲間と共に特殊部隊ゼログル―プSに昇格した。
彼は二人の能力者、そして弟、妹と共にΩグループとしてさらなる異常の解決に、挑む!


『番組の途中ですが、ここで臨時ニュースをお伝えします』
『先ほど午後10時13分頃、黄金の摩天楼(ゴールデン・スカイスクレイパー)の最上階「黄金の天国(ゴールデン・ヘウン)」の第2エレベーターから男の集団が押し入り、暴れ始め、中にいた人を襲いました。』
『その中でリーダーと思われる男は鎌を振り回したあと、窓を割り、地上からも確認可能な空へ向かう雲のような橋を作り出したということです。警視庁は「特殊部隊ゼログル―プ」と協力して調査を進めています。繰り返します...』


ゴールデン・スカイスクレイパー 階段


タタタタタタ...
リズマー「どうなってるんだ?この前、あいつは倒したはずだぞ?」
テンペスト「この前の星核人とは別のようなんです。なぜ橋を作ったかもまだわかりません。」
ノイズ「しかし...2500Fからの乗り換えエレベーターが星核人によって破壊されているなんて。」
セレネイド「450Fも上がると疲れるわね...」
スパイダー「次のエレベーターは破壊されていなければ3000Fだそうだ。」
リズマー「さあ、4人とも急ぐぞ!」



ゴールデン・スカイスクレイパー 3000F 銀色の地球(シルバーアース)


テンペスト「やはりここも破壊されてますね...」
リズマー「ここままでは体力が持たないな...どうするか...」
バリーン! 「貴様ら...殺す...」
スパイダー「ルナゴースト!?なぜ窓から来たんだ...」
?「それは私の生み出したゴーストだ。」
ノイズ「窓の外に誰かいるぞ!って地震!?」
ドドドドドド...
?「私は衛星『タイタン』の星核人、」
ティーターン「ティーターン・アニミズムだ。私は土星の星核人、サートゥルヌス様に頂いた地霊を操る力を使えるのだ。だからそのゴーストも...」
ティーターン「普通じゃないかもなァ!行け!リーフゴースト!」
スパイダー「こ、これは違うッ!これはルナゴーストじゃない!」
リーフ「『封葉 グリーンストーム』!」
セレネイド「ここは私に任せて!『復符 体力限界強化』!」
ノイズ「よし!『狂脳 ブレイン・プログラム・バグ』。」
リーフ「グググ...グァァァァ...コ...ロス...」
リーフ「な、何をする!」
ドーン
テンペスト「リーフゴースト同士で戦っている...そして自滅した!?こ、これは一体なんなんですか!?」
ノイズ「これは相手の脳に入り込み敵味方の区別を狂わせる技だ。効果が終われば自爆する。雑魚ならこのくらいがいいな。」
ティーターン「さて、本番だ。『小樹 地面に憑いた子供の地霊』!」
ノイズ「床に小さい木が?...ッ!足が!」
ティーターン「見たか!今、地面に子供の地霊を憑かせたんだよ。子供だからってなめるなよ!小さい気でも根は自由に操る。」
リズマー「なんて力の強さだ...だがあと少しで...」
ティーターン「さて、トドメを刺すか。『覚針樹霊 緑銀の地霊信仰』。地霊信仰を極めることにより『針樹霊』を呼び出した。ブッ刺してやる!」
テンペスト「こ、このままじゃ...」
リズマー「させるか!『音弾 清音波弾』!」
ティーターン「なんだ、当たってないじゃないか。それで勝ったとでも...軌道を変えた!?そ、その先は...」
ティーターン「足の根だと!?し、しまった!戻せ!」
ザクッ
リズマー「これで自由だ!『神音 清音波弾・瞬』!散れ!」
ティーターン「攻撃を利用されるとは...」バタッ
ノイズ「や、やっと終わったか...」
セレネイド「でもどうしよう、まだかなり上の階じゃない...」
テンペスト「みなさん!エレベーターが元に戻ったそうです!」
スパイダー「おお、わかった。」
リズマー「一刻も早く上へ行こう!」


続く